膝の痛みの多くは変形性膝関節症といわれています。原因は大きく分けて加齢によるものと運動などの生活習慣によるものがあります。

加齢の場合、膝の軟骨が徐々にすり減って骨に突起物ができたり変形したりすることが原因です。また、筋肉が減少してきたことによって膝を支えきれなくなることもあります。

もう一つの原因が運動など膝の使い過ぎで靭帯に負担がかかることによる損傷です。また、軟骨内の半月板が激しい運動によって傷つくことも原因になります。

痛みが出る部位には外側と内側があり、外側の場合は太ももの筋肉、内側は軟骨や半月板、靭帯に問題が起きていることが多いです。

ほかにも、リウマチや通風、閉経などが原因で膝が痛む場合もあります。

膝の痛みで病院に行くと、抗炎症剤や湿布薬、痛み止めの内服薬や座薬などが処方されることがほとんどです。

しかし、これらは痛みを軽くするだけで、根本的な治療ではありません。初期の場合はこれらの治療と安静にすることで痛みが改善することもありますが、少し無理をするとすぐに再発してしまいます。また、薬で効果がない場合は手術ということになりますが、後遺症や合併症を起こす危険性があるので必ずしも良い治療方法とはいえません。